第1章:オリエンタルランドとは?〜企業概要とディズニーとの関係性〜
オリエンタルランド(OLC)は、千葉県浦安市に本社を構える日本のレジャー・エンターテインメント業界を代表する企業です。東京ディズニーランド(1983年開園)および東京ディズニーシー(2001年開園)を運営しており、日本国内だけでなく世界的にも注目されるテーマパーク事業を展開しています。
🔗 ディズニーとの関係は?
多くの人が「ディズニー=アメリカ企業が運営」と思っているかもしれませんが、東京ディズニーリゾートはオリエンタルランドがディズニーとライセンス契約を結んで独自運営しています。
- OLCは米ウォルト・ディズニー・カンパニーとキャラクター使用・運営ノウハウなどのライセンス契約を結び、その代わりにライセンス料を支払います(売上の一定比率)。
- ディズニー本社は経営に直接関与しておらず、施設の開発・接客方針などはOLCが主導します。
この「ディズニーブランドを借りて、日本市場に合わせた柔軟な戦略をとれる」点が、OLCの大きな強みです。
💹 株主構成と投資家への姿勢
大株主(2024年時点) | 保有比率 |
---|---|
京成電鉄株式会社 | 約20% |
日本マスタートラスト信託銀行 | 約15% |
個人・一般投資家 | 約25% |
京成電鉄の持株会社というルーツを持ちますが、現在は一般投資家の保有比率も高く、個人株主に向けた経営施策(優待など)も積極的です。

夢を届ける素晴らしい銘柄の一つで、個人的に大好きな株です。
業界では替えが利かない圧倒的な優位性があると思っております。
第2章:2025年5月期決算のポイントを徹底解説
オリエンタルランドが2025年5月に発表した2024年度(2025年3月期)の決算は、過去最高の業績となりました。以下にそのハイライトを整理します。
📊 売上・利益の主要指標(単位:億円)
項目 | 2025年3月期 | 前年比 |
---|---|---|
売上高 | 6,590 | +23.7% |
営業利益 | 1,778 | +48.5% |
経常利益 | 1,771 | +50.2% |
当期純利益 | 1,272 | +51.0% |
この伸びの背景にはいくつかの具体的な要因があります。
🎯 業績好調の背景
- 入園者数の回復+増加
2023年まではコロナ禍の影響が続いていましたが、2024年以降は年間入園者数が3000万人を超える水準まで回復。国内の旅行需要回復に加え、訪日外国人(インバウンド)による需要も追い風となりました。 - 価格戦略の成功
2024年以降、OLCはダイナミック・プライシング(変動制料金)を導入。混雑日には値上げし、閑散期は割安にするなど、需給に応じた価格調整で1人あたりの客単価が向上しました。 - 商品・飲食の売上増加
園内でのグッズや飲食売上も順調に推移。特に限定グッズ販売や映画タイアップイベントによる購買促進が奏功しています。 - 新エリア「ファンタジースプリングス」の効果
開業前から話題を呼び、2025年春の正式オープンとともに来園意欲をさらに刺激。長期的な成長ドライバーとして期待が高まっています。

キャッシュは潤沢ですね。
投資家の目線はなかなか厳しいですが、悪くない業績だと思います。
配当利回りは低いですが、将来性のある新規事業に回して素晴らしい会社にして欲しいというのが個人的な意見です。
第3章:株主優待の変更内容とその狙い 🎁
2025年5月、オリエンタルランドは株主優待制度の大幅な見直しを発表しました。これは長期保有を促進し、安定的な個人株主を確保するための施策です。
🔄 主な変更点(2026年4月以降適用)
保有期間 | 変更前 | 変更後(2026年~) |
---|---|---|
3年未満 | 1枚(1デーパス) | 変更なし |
3年以上 | 2枚 | 3枚に増加 🎉 |
5年以上 | なし | 4枚へ新設 ⭐ |
🎯 企業側の狙いとは?
- 短期トレーダーの排除
優待目当ての短期売買を防ぎ、安定株主に報いる仕組みを強化。 - ロイヤルファンの囲い込み
長期保有者により多くのリターンを与え、OLCブランドへの愛着と信頼を強化。 - 株主数増加への対応
個人投資家の増加に伴い、優待コストと公平性を見直す必要性。
このように、変更は一見すると「優待コスト増」に見えますが、企業にとっても株主構成の質を高める重要な投資といえます。

2025年9月時点で100株を所有していればパスポートが1枚もらえる対象となりました。ありがとうございます!、、、
私は長期でずっと持ちづ付けたい銘柄なので500株を目標に購入していきます。

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第4章:オリエンタルランドの新戦略と中長期ビジョン 🌍
オリエンタルランドは、テーマパーク業だけにとどまらず、ホスピタリティ業・エンタメ事業の総合グループとして変貌を遂げつつあります。
📌 中期経営計画(2023〜2027年)で掲げる4つの柱:
- テーマパークの価値最大化
- 新アトラクション開発
- パーク体験のデジタル化(モバイルオーダー、アプリ誘導など) - ホテル・商業施設の強化
- 高価格帯ホテル(東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル)の開業
- 宿泊・飲食での収益拡大 - ESGとサステナビリティへの取り組み
- 再生可能エネルギー導入
- 女性管理職登用の促進
- 地域共創(浦安市との協働) - DX(デジタルトランスフォーメーション)による効率化と顧客満足度向上
- チケット完全電子化
- AIを用いた混雑緩和対策
こうした施策は、単なる収益拡大だけでなく、「価値ある体験の提供」へと企業の本質をシフトさせる狙いがあるのです。

DPAの制度が素晴らしいビジネスです。
システムでチャネルをしっかりと構築できれば、利益率は100%では?
地方からいらっしゃった方ですとぜったい課金するでしょう。
何回も来れないわけですから。
お金がかかっても、時間を買ってパークを満足できるいい制度です。
第5章:注目の新規事業「クルーズ事業」の将来性 🚢
2024年に発表されたオリエンタルランドの新事業、それが「日本発のクルーズ事業」です。これは、OLCにとって初の海上エンタメ事業となります。
🚢 クルーズ事業の概要
- 2028年就航予定のクルーズ船を1隻建造中
- 出港地は横浜や大阪を想定し、アジア周遊型の航路を中心に展開
- コンセプトは「夢と非日常を味わえる洋上テーマパーク」
🌟 クルーズ事業の魅力
- 高単価・高利益ビジネス
クルーズは数十万円単位の料金で、宿泊・飲食・エンタメがすべて一体化。利益率が高く、固定客がつきやすい。 - 高齢者・富裕層の旅行ニーズに合致
高齢化社会の日本において、クルーズは健康志向・ゆったり志向の旅行として注目されています。 - 海外展開の第一歩
日本を起点に東アジア市場を狙えるモデル。将来的には海外発着も視野に入れた戦略も可能。
⚠️ リスクと対策
リスク | 企業の対策 |
---|---|
感染症再流行 | 医療体制・換気・小規模運航の柔軟対応 |
海外の地政学リスク | 航路の柔軟運用、保険制度の整備 |
原油価格の変動 | LNG燃料船の導入で燃費向上へ |

まだ具体的な内容は分かりませんが、楽しみですね。
陸から海へのビジネスにワクワクがとまりません!
第6章:今オリエンタルランドの株を買うべき理由とは?📈
ここまでの内容を踏まえると、OLC株は「安心・成長・夢」の3拍子が揃った優良株といえます。
💡 投資家にとってのメリット
- 業績の安定性
景気に左右されにくい「娯楽」「家族需要」をベースにしたビジネスモデル - 優待制度の魅力
長期保有でデーパスポートが増加、年1回の楽しみになる - 中期的な成長期待
新エリア・新事業での増収余地が大きい - 配当+優待の総合利回り
配当利回りは低め。優待を加味すれば実質的な利回りもまだ低め - リスク分散された事業構造
テーマパーク・ホテル・物販・クルーズと事業分散が進んでいる

利回りは良くない銘柄ですが、ディフェンシブ要素もあり、ポートフォリオに組み込んでいます。今は株価は安めですが、今後の値上がりに期待です。
第7章:まとめ|夢と利益を両立させるオリエンタルランドの未来へ ✨
オリエンタルランドは、単なる「遊園地運営企業」ではありません。ディズニーブランドを背景に、独自戦略で「夢の価値」をビジネスに転換し続ける企業です。
- 株主に優しい企業姿勢(優待・IR)
- 持続可能な成長戦略とデジタル改革
- 新規事業(クルーズ)での挑戦
こうした要素を総合的に考えれば、長期的に保有する価値のある銘柄であるといえるでしょう。

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