出典:グループディスカッションの役割とは?役割ごとの評価方法について – 人事担当者のためのミツカリ公式ブログ (mitsucari.com)
さあ、次は「グループディスカッション」だ。
選考の中でも鬼門と言われる選考だ。
こちらについて説明をしていくことにしよう。
先生、グループディスカッションって何ですか?、、、
よし。まずはそこからだな。
グループディスカッションは名前の通りグループで会話をする選考だ。
この会話の様子を選考する人が見て、どういう役回りをしているのかを見る。
この選考ではビジネスの場でこの人はどういう働きをするのか?ということを見る意味では非常に企業にとっては、都合のよい選考なんだ。
私は何度か経験をしたことがあります。ただ、グループになる人によって自分の動き方が変わるといいますか、、、その場になってみないと動けない難しさを感じました。
そうだね。いろいろな選考がある中でも、グループディスカッションは「自分でコントロールをすることが難しい選考」なんだ。だから、頭の回転や機転を利かせることが非常に重要になる。といっても慣れてこないと難しいよね。
自分はリーダーの役回りなら慣れているので、いくらでもやりますよ!!
素晴らしい心構えだね。
ただ、皆さんにとって一番気になるのは「グループディスカッションをどう突破するか」これが気になると思う。rasuはとあるコツを使って大手の名だたる企業のグループディスカッションを突破してきた経験があるんだよ。それを今日はみんなに無料で教えよう。無料だぞ?(笑)
まずは、グループディスカッションの基本から解説をしていこう。
rasu流 グループディスカッション3要点!
グループディスカッションでよくあるお題
・この中から最適だと思われる企画と選んだ理由をグループで討議し、発表しなさい。
・新しいお客様を呼び込むための企画案を話し合いなさい。
・企業の業績が良くない。改善策を考えよ。
・「○○」という言葉の定義をディスカッションしてください。
ほかにもいろいろあるけれど、メジャーなお題でいうとこういった、マーケティングに関するお題が多い気がする。学生の柔らかい頭をつかって実際の企業活動に使いたい企業の思惑がある気がするけどね(笑)
全然専門的な知識がないので、今後キャリアの中で用いる企業がある場合には自信がありません、、、
いや、専門知識の有無で差があると選考で有利不利が大きく出てしまうから、そういったものは必要ないとrasuは思っている。もちろんあるに越したことはないんだけどね。一番大切なのは「どういう役回りに徹することができるか」これを客観的に把握して動けることが重要なんだ。
リーダー以外にどんな役があるのでしょうか?教えてください!!
よし。では次からは役回りの紹介に入ることにしよう。
ここでみんなにはグループディスカッションの全体像を見れるようになってほしい。
場当たりでこなしているようではだめだ。全体を見れて動けることがある。
今日の講義ではその点を持ち帰ってもらえると嬉しいぞ。
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グループディスカッションの役回り
さっそくグループディスカッションの役回りについてだ。
細かく分けて全部で6つあるぞ。
1つ1つについて説明をしていこう。
今から説明をする図はrasuの独断で作った資料だ。
全てを鵜呑みにせず、聞いてもらえると嬉しい。
ちなみに図の軸についてだが、会話の数(たくさん話すか静か)、グループのまとめ方(引っ張るか支えるか)の2つの軸で作成したものになる。
最初に紹介するのは「ファシリテーター&プレゼンター」だ。
もっとわかりやすく言うと、リーダーのポジションだ。
ファシリテーターというのは議論を円滑に促進をする人。プレゼンターというのは最後にグループ発表をする際のプレゼンテーションを行う人だ。大抵はこのリーダーのポジションを取った人が担当をすることが多い。
続いては「コメンテーター」だ。
分かりやすく言うと意見を言う人。
こちらの役になる人は全体的に多い。
誰かの意見がないと議論は始まらないから、コメントをする人が必ず必要というわけだ。
続いては「モデレーター」
分かりやすく言うと、議論を仲裁する人だね。
話をしていると、意見が割れてしまうという事がある。
その際に割って入って、意見をまとめようという人だ。
この人がいるからグループがまとまる。サポート的ポジションだ。
そして「ライター」。
いわゆる書記をする人のことだね。
学校等でも書記係を決めたと思う。
ホワイトボードや紙に書いてまとめる人のことだ。
口頭で話をしていても、まとめるのは難しい。
文字おこしをして、最終的にわかりやすくまとめる人の力は重要だ。
役回りの最後としては「タイムキーパー」だ。
ディスカッションの時間を測る人のこと。
限られた時間内で成果物を仕上げなければならないから
時間をきちんと見る人がいることは大事。
中途半端な状態で終了してはまずいからね。
最後にこの「デッドゾーン」。
このポジションでは選考をする人が判定できない。
つまり、不合格ポジションという事だね。
話もせず、サポートもしない人は議論の場では必要ないよね。
なので、このポジションに居てはいけないんだ。
役回りは以上になる。少しは理解できたかな?
私はライターやモデレーターの役回りが多かった気がします。
らす太さんのように、リーダー的素質があればいいんですが。
リーダーが選考で有利な気がしますが、結局どのポジションで勝負すればいいのでしょうか?
誰しも気になるところだよね。
答えを先にいうと、「企業によってどのポジションの人を合格にするかは異なる」んだ。つまらない答えだと思ったかもしれない。でもこれは事実なんだ。
リーダーシップ素質がある人が欲しければリーダーのポジションを採用するだろうし
全体を見れてチームにしっかりと溶け込める人が欲しければモデレーターの役回りの人が合格の対象になるかもしれない。
あらかじめどの企業がどういった人材を欲しているかについては情報を集められるのであれば、集めておくことが必要だ。自分がいい形でリーダーとしてディスカッションを行えたとしても、サポート気質の人を欲している企業であれば不合格になる。グループディスカッションが不可解な選考になることが多いのはこれが要因の一つだ。
なるほど、実施する企業にとってはこういうカラクリがあるんですね。しっかりと情報集めをした上で臨みたいと思います!
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グループディスカッションを突破するための1つコツ
全体像は見えたものの、どう乗り切っていいかのコツがしっくりきません。
よし、それでは最後にrasuが実際に行っていたコツを1つ伝授するとしよう。
やった!
結論から言うと「フレームワークを使ったライターポジション」での勝負だ。
これで大手の選考を次々とクリアしてきた。
フレームワーク?、、、
そうだ。フレームワークだ。
これは「共通の枠組みを作って作業をする事」なんだ。
例えば、5W1Hやマーケティングの4P、3C分析等は代表的なフレームワークだね。
上司からは、5W1Hを使って考えなさいとよく言われます。
ビジネスでも使えるんだよね。
だからこそ、このグループディスカッションでフレームワークを使える人は、仕事ができるポテンシャルのある人だと判断してもらいやすいんだ。
例を挙げてみよう。
売上を増やすための企画案を考えなさいというお題があったとする。
5W1Hに当てはめて考えてみることにしよう。
When(いつ) クリスマスの時期
Where(どこで) お店の店頭で
Who(だれが) 店舗の従業員
What(なにを) クリスマスイベントによる、ケーキの特売の実施
Why(なぜ) お店の売り上げを上げる為
How(どのように)
1時間ごとに店の前の従業員をローテーションで配置し、実物をお見せした上で3割引きの特売セールを行う。購入者にはさらに次回つかえるクーポンなども配布する。
どうだろう、ざっくりとした案だけど、まとまっている感じはないかな?
なんかただ話すよりすっきりとまとまった気がします!
フレームワークは「抜け漏れがなくなりやすい」というメリットがある。
だからグループの場での討議で非常に有効なんだ。
改めてこれを使うとグループディスカッションでどういった役回りになるかということなんだけど「ライター」「モデレーター」「ファシリテーター&プレゼンター」の役回りを一度に得られることなる。グループディスカッションを乗り切る最強の方法だ。
フレームワークをつくるから必然的に「ライター」になる。そして全体の皆さんの意見をまとめるために「モデレーター」の役を得られる。最後に一番場を理解している人として見られやすいから「ファシリテーター&プレゼンター」のポジションも取れる。
rasuはこの方法で多くのグループディスカッションを戦ってきた。
実際に人事の方から褒められたこともあったよ。
だから、グループディスカッションに正解は決してないのだけれど、やって損はないんじゃないかな?ぜひ使ってみてほしい。
ありがとうございます。ライターから入れる動き方なのでぜひビジネスの場でも意識して取り組んでみたいと思います。ありがとうございます。
フレームワークを意識して引っ張れたら強いな。一度フレームワークをつくる練習をしてみたいと思います!ありがとうございます!
これにて今日のグループディスカッションの講座は以上だ。
是非実践の場で役立ててほしい。
次はお待ちかねの面接の話をしていくよ。
全講義までもう少しだ。頑張って!!
(次のコーナーはこちら!)
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