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1. はじめに:ドラッグストア業界とは
ドラッグストアとは、医薬品や化粧品を中心に、日用品、健康食品、さらには食品まで幅広く取り扱う小売業態です。総務省の日本標準産業分類によると、「主として医薬品、化粧品を中心とした健康及び美容に関する各種の商品を中心として、家庭用品、加工食品などの最寄り品をセルフサービス方式によって小売する事業所」と定義されています。
皆さんは最近、ドラッグストアに行きましたか?風邪薬を買いに?シャンプーを買いに?それとも夕食の食材を買いに?現代のドラッグストアは、もはや単なる「薬屋さん」ではありません。医薬品から食品まで、私たちの日常生活に必要なものがほぼ全て揃う、生活に欠かせない存在となっています。
💡 ドラッグストアの特徴
- 医薬品、化粧品、健康食品などの専門性の高い商品
- 日用品や食品などの日常的に必要な商品
- 薬剤師や登録販売者による専門的なアドバイス
- 長い営業時間と便利な立地
- 調剤薬局を併設する店舗の増加
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2. 市場規模と成長の軌跡
驚異的な成長を続ける市場
ドラッグストア業界は、近年目覚ましい成長を遂げています。2024年度、日本チェーンドラッグストア協会が発表したデータによると、業界全体の総売上高は10兆307億円に達し、初めて10兆円の大台を突破しました。これは前年比9.0%増という高い成長率です。
経済産業省の商業動態統計によると、2024年のドラッグストアの商品販売額は前年比6.9%増の約8兆9,199億円、店舗数は前年比で682店舗増の2万3,723店舗となっています。
10.0兆円
2024年度総売上高
23,723店
全国総店舗数
+9.0%
前年比成長率
+682店
年間出店数
カテゴリー別の売上構成
ドラッグストアの売上を商品カテゴリー別に見ると、非常に興味深い傾向が見えてきます。
| カテゴリー | 売上高(2024年度) | 前年比 | 構成比 |
|---|---|---|---|
| 調剤・ヘルスケア | 3兆3,318億円 | +8.7% | 33.2% |
| ビューティケア(化粧品・小物) | 1兆8,272億円 | +11.7% | 18.2% |
| ホームケア(日用品) | 2兆388億円 | +2.1% | 20.3% |
| フーズ・その他(食品) | 2兆8,329億円 | +13.2% | 28.2% |
特に注目すべきは食品部門の急成長です。前年比13.2%増と全カテゴリーで最も高い成長率を記録し、売上構成比も28.2%に達しています。かつて「薬を買う場所」だったドラッグストアが、今や「日常の食料品を買う場所」としても定着しつつあることが分かります。
成長の背景
ドラッグストア業界がこれほど成長している背景には、いくつかの社会的要因があります。
① 高齢化社会の進展
日本の65歳以上の高齢化率は約30%に達しています。高齢者は医薬品や健康食品のニーズが高く、また重い荷物を持って複数の店舗を回ることが難しいため、一か所で様々な商品を購入できるドラッグストアが支持されています。
② セルフメディケーションの普及
政府は医療費抑制のため、「自分の健康は自分で守る」というセルフメディケーションを推奨しています。一般用医薬品(OTC医薬品)を適切に使用することで、軽い症状なら病院に行かずに対処できます。ドラッグストアは、薬剤師や登録販売者が常駐し、適切なアドバイスを受けられる場として重要な役割を果たしています。
③ 物価高と節約志向
2022年以降、物価上昇が続いています。消費者は少しでも安く日用品や食品を購入したいと考えており、プライベートブランド(PB)商品を多く取り扱うドラッグストアは、節約志向の受け皿となっています。
④ 利便性の向上
長い営業時間、便利な立地、ワンストップショッピングが可能な品揃えなど、忙しい現代人のライフスタイルにマッチした利便性が評価されています。
3. 業界を牽引する主要企業
売上高ランキング Top 5
ドラッグストア業界は、大手企業による寡占化が進んでいます。2024-2025年度の主要企業の売上高と特徴を見てみましょう。
| 順位 | 企業名 | 売上高 | 店舗数 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | ウエルシアホールディングス | 1兆2,173億円 | 2,825店 | イオングループ、調剤併設率80%超 |
| 2位 | ツルハホールディングス | 1兆274億円 | 2,653店 | 北海道を中心に展開、ドミナント戦略 |
| 3位 | マツキヨココカラ&カンパニー | 1兆100億円 | 3,464店 | PB開発のパイオニア、化粧品に強み |
| 4位 | コスモス薬品 | 9,649億円 | 1,720店 | 食品売上比率58%、低価格戦略 |
| 5位 | サンドラッグ | 7,517億円 | 971店 | 関東中心、ディスカウント業態も展開 |
各社の戦略
🥇 ウエルシアホールディングス
イオングループの一員として、「営業・調剤・化粧品」の三位一体戦略を推進しています。最大の特徴は調剤併設店舗の多さで、2024年2月期時点で調剤併設率は80%を超え、最終的には100%を目指しています。立地に応じて、都市部では化粧品、郊外では食品を強化する戦略を取っています。
🥈 ツルハホールディングス
北海道を中心に全国展開する同社は、「ドミナント戦略」を採用しています。これは特定地域に複数店舗を集中出店する戦略で、物流効率の向上やブランド認知度の向上につながります。PB商品「くらしリズム」シリーズの開発にも力を入れています。
🥉 マツキヨココカラ&カンパニー
2021年にマツモトキヨシとココカラファインが経営統合して誕生しました。PB商品開発で業界をリードしており、「matsukiyo」ブランドは、デザイン性や品質にこだわった商品として高い評価を得ています。化粧品の構成比が高く、美容に強みを持っています。
🌟 コスモス薬品
食品売上比率が約58%と、他社と一線を画す戦略を取っています。徹底した低価格戦略で、スーパーマーケットに近い業態です。商圏人口1万人という小規模商圏でも出店し、地域密着型の展開をしています。
💼 サンドラッグ
関東を中心に展開し、通常のドラッグストア事業に加え、ディスカウントストア業態も運営しています。PB商品の開発や品揃えの充実により、価格競争力を高めています。
4. 業界再編とM&A動向
史上最大の経営統合
ドラッグストア業界は現在、かつてない規模の再編期を迎えています。その象徴が、業界1位のウエルシアホールディングスと2位のツルハホールディングスの経営統合です。
📊 ウエルシア×ツルハ統合の概要
- 統合予定時期:2025年12月
- 統合後の売上高:約2兆円(業界シェア約25%)
- 統合後の店舗数:5,000店舗超
- 統合の目的:
- 調剤事業の強化と規模拡大
- 仕入れコストの大幅削減
- デジタル化推進による業務効率改善
- 全国規模の店舗網確立
この統合が実現すれば、ドラッグストア業界の約4分の1を占める巨大企業が誕生します。業界全体に与える影響は計り知れません。
3位以下の激しい競争
ウエルシア・ツルハの統合を受けて、3位以下の企業も積極的な動きを見せています。マツキヨココカラ&カンパニー、コスモス薬品、スギホールディングスの3社は、2025年度の売上高が1兆円前後で拮抗する見込みです。
特に注目されるのがスギホールディングスです。2025年8月、同社は年商1,000億円規模のセキ薬品の株式49%を取得し、5年以内に連結子会社化すると発表しました。これにより、スギHDとセキ薬品の売上高単純合計は1兆1,000億円を超え、トップグループに迫る勢いです。
M&Aが活発化する理由
店舗飽和への危機感
人口減少が進む日本では、新規出店による成長には限界があります。既存店売上高は横ばいで推移しており、企業は規模の経済を追求してM&Aを活発化させています。
仕入れ交渉力の強化
ナショナルブランド(NB)商品の仕入れでは、規模が大きいほど有利な条件で交渉できます。統合により仕入れボリュームを増やし、コスト競争力を高めることができます。
デジタル投資の効率化
オンライン販売、在庫管理システム、顧客データ分析など、デジタル化には多額の投資が必要です。規模が大きければ、これらの投資を効率的に行えます。
5. ドラッグストアのビジネスモデル
粗利ミックス戦略
ドラッグストアの収益構造の核心は、「粗利ミックス」と呼ばれる戦略にあります。これは、粗利率の高い商品と低い商品を組み合わせて販売することで、全体の収益性を確保する手法です。
| 商品カテゴリー | 粗利率の目安 | 戦略上の位置づけ |
|---|---|---|
| 調剤医薬品 | 約30% | 高粗利・安定収益源、公定価格で値崩れしない |
| OTC医薬品 | 25-35% | 高粗利・推奨販売の対象 |
| 化粧品 | 25-30% | 高粗利・カウンセリング販売 |
| 日用品 | 15-20% | 中粗利・定番商品 |
| 食品 | 10-15% | 低粗利・集客商品 |
具体的には、ティッシュペーパーや飲料水などの食品・日用品を低価格で販売して集客し、来店した顧客に粗利率の高い医薬品や化粧品を購入してもらうことで、全体の利益を確保します。「ティッシュは特売価格でも、風邪薬やサプリメントで利益を取る」というビジネスモデルです。
立地戦略の多様化
ドラッグストアの立地戦略も多様化しています。
駅前・都市型店舗
都市部のサラリーマンやOLをターゲットに、化粧品や健康食品の品揃えを強化。営業時間も夜遅くまで対応し、仕事帰りの買い物需要を取り込んでいます。
郊外・ロードサイド型店舗
ファミリー層や高齢者をターゲットに、食品や日用品の品揃えを充実。駐車場を完備し、まとめ買いしやすい環境を整えています。
医療モール隣接型店舗
クリニックや病院の近くに出店し、処方箋需要を取り込む。調剤併設店舗が中心で、待ち時間に買い物ができる利便性を提供しています。
デジタル化への対応
ドラッグストア各社は、デジタル化にも積極的です。
オンライン販売の拡大
自社ECサイトやアプリを通じた販売を強化。処方箋のオンライン予約サービスも普及し、待ち時間の短縮に貢献しています。
ポイントプログラムの充実
アプリを通じたポイント付与や特定日のポイント増倍により、顧客のロイヤルティを高めています。例えばウエルシアの「ウエル活」(毎月20日にTポイント1.5倍で使用可能)は、消費者に広く浸透しています。
在庫管理の最適化
AIを活用した需要予測により、欠品を減らし、廃棄ロスを最小化。効率的な店舗運営を実現しています。
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6. プライベートブランド(PB)戦略
PB商品とは
PB(プライベートブランド)商品とは、小売業者が独自に企画・開発する商品のことです。メーカーが販売するナショナルブランド(NB)商品と異なり、自社店舗でのみ販売されます。
🎯 PB商品の特徴
- 企業側のメリット:
- 高い粗利率(50%以上も可能)
- 他社との差別化
- 顧客ロイヤルティの向上
- 消費者側のメリット:
- NB商品より低価格
- 品質はNB商品と同等以上
- その店でしか買えない特別感
進化するPB戦略
かつてPB商品といえば「安いだけの商品」というイメージがありましたが、現在は大きく進化しています。
マツキヨココカラの「matsukiyo」ブランド
同社は2015年に「MK CUSTOMER」から「matsukiyo」へとPBをリブランディングしました。このブランドは、単なる価格訴求ではなく、「使うと楽しい気持ちになる」「おしゃれ」といった情緒的価値を重視しています。
代表的な成功事例:
デザイントイレットロール
世界的なデザイン賞を複数受賞。トイレットペーパーという日用品に、アート性とユーモアを持ち込んだ画期的な商品です。
エクストロングシリーズ
エナジードリンクで、缶の色から予想される味とのギャップが話題に。一時期、有名NBを上回る売上を達成しました。
アルジェラン
オーガニックコスメで、「ドラッグストアで気軽に買えるオーガニック」をコンセプトに開発。美容雑誌で高級ブランドを抑えて1位を獲得するなど、高い評価を得ています。
品質へのこだわり
現在のPB商品開発では、「ユーザーニーズに応えられるか」「企業理念を具現化できるか」「ストアブランドのイメージ向上に繋げられるか」が重視されています。
例えば、マツキヨココカラでは大人用おむつのパッケージデザインを一新し、アパレルアイテムのような洗練されたデザインにすることで、「買う人と使う人双方の気持ちに寄り添う」商品開発を実現しています。
各社のPB戦略
マツキヨココカラ&カンパニー
PB売上比率15%を目標に掲げ、PB商品を企業の核心的な差別化要因と位置づけています。約1,800SKUのPB・専売商品を展開しています。
ツルハホールディングス
「くらしリズム」「くらしリズムMEDICAL」ブランドを展開。「ベストクオリティ」と「ベストプライス」をコンセプトに、PB売上構成比は2.8%ですが拡大中です。
コスモス薬品
PBよりもNB商品の低価格販売で勝負する戦略を取っています。PBの利益を原資にNB商品のディスカウントを強化しています。
7. 調剤併設という成長エンジン
調剤併設型ドラッグストアとは
調剤併設型ドラッグストアとは、医療機関からの処方箋を取り扱う調剤薬局と、OTC医薬品や日用品を販売する通常のドラッグストアが併設された業態です。近年、この形態が急速に増加しており、業界の成長を牽引しています。
調剤事業の急成長
2024年度のドラッグストアにおける調剤・ヘルスケア部門の売上高は3兆3,318億円で、前年比8.7%増となりました。調剤医療総額に占めるドラッグストアのシェアは、暫定値で17.8%に達しています。
80%
ウエルシアの調剤併設率
2,155店
ウエルシアの調剤併設店舗数
17.8%
調剤医療総額シェア
調剤併設のメリット
消費者にとってのメリット
① 待ち時間の有効活用
調剤が完了するまでの待ち時間に、店内で日用品や食品の買い物ができます。体調が悪いときに複数の店を回る必要がありません。
② 長い営業時間
通常の調剤薬局は平日18時頃に閉店しますが、ドラッグストア併設の調剤薬局は夜遅くまで、また土日祝日も営業している店舗が多くあります。処方箋の有効期限(発行日から4日間)を気にせず利用できます。
③ ワンストップショッピング
処方薬の受け取りと同時に、OTC医薬品、体温計、マスク、栄養ドリンクなど、療養に必要なものをすべて揃えられます。
企業にとってのメリット
① 高い粗利率
調剤事業の粗利率は約30%と、食品(10-15%)に比べて非常に高く、安定した収益源となります。
② 来店頻度の向上
定期的に処方箋を持参する患者は、月に1~2回は必ず来店します。その際に、日用品や食品も購入する可能性が高くなります。
③ 競争力の強化
調剤薬局を併設することで、近隣のドラッグストアとの差別化が図れます。特に高齢者が多い地域では、強力な集客要因となります。
調剤専門薬局との競争
ドラッグストアの調剤事業拡大により、従来の調剤専門薬局との競争が激化しています。ウエルシアHDの調剤併設店舗数(2,019店)は、調剤専業薬局最大手のアインHD(1,209店)を大きく上回っています。
調剤専門薬局側も対抗策として、「ドラッグストア化」を進めています。アインHDは、スキンケアやメイクを主力としたドラッグストア「アインズ&トルペ」を展開し、コロナ禍後は黒字転換を果たしています。
今後の展開
政府は2025年2月、市販薬の販売規制を緩和し、コンビニなどの無人店舗でも購入できるようにする薬機法改正案を閣議決定しました。一方で、市販薬の乱用防止策として若年者の購入制限も導入される予定です。
こうした規制環境の変化の中で、調剤併設型ドラッグストアは「薬剤師による専門的なアドバイスが受けられる」という付加価値をさらに強化していく必要があります。単なる薬の販売拠点ではなく、地域の健康サポート拠点としての役割が期待されています。
8. 業界の課題と未来展望
継続的な成長の見込み
ドラッグストア業界の市場規模は、今後も拡大が予想されています。日本チェーンドラッグストア協会は、2026年までに他業態からのシェア獲得により市場規模が15兆円まで伸びると想定しています。
重要なトレンド
① 業界再編のさらなる加速
ウエルシア・ツルハの統合に続き、今後も大型M&Aが続くと予想されます。中小規模のチェーンは、大手グループの傘下に入るか、独自の強みを活かした専門特化型戦略を取るかの選択を迫られます。
② 食品部門のさらなる強化
食品部門は成長率が最も高く、今後も拡大が見込まれます。特に「食品強化型ドラッグストア」と呼ばれる業態が増加しており、生鮮4品(青果、生肉、鮮魚、惣菜)を取り扱う店舗も登場しています。スーパーマーケットとの境界線がますます曖昧になっていくでしょう。
③ デジタル化とオムニチャネル戦略
オンライン販売、アプリを通じたポイントプログラム、AIを活用した在庫管理など、デジタル技術の活用がさらに進みます。店舗とオンラインをシームレスに統合したオムニチャネル戦略が、顧客体験向上の鍵となります。
④ インバウンド需要の回復
コロナ禍で一時減少したインバウンド需要が回復しています。訪日外国人観光客による医薬品や化粧品の購入は、都市部店舗の重要な収益源です。多言語対応や免税手続きの簡素化など、インバウンド対策が進んでいます。
⑤ 健康サポート機能の強化
厚生労働省が推進する「健康サポート薬局」認定を取得する店舗が増えています。単なる商品販売だけでなく、健康相談、在宅医療支援、地域医療連携など、地域の健康拠点としての役割が拡大していきます。
業界が直面する課題
人材不足、特に薬剤師の確保
調剤併設店舗の拡大には薬剤師の確保が不可欠ですが、薬剤師の有効求人倍率は4.55倍と高く、人材確保が困難な状況です。各社は給与水準の引き上げや、働きやすい環境づくりに注力しています。
店舗飽和と既存店売上の伸び悩み
人口減少が進む中、新規出店による成長には限界があります。既存店売上高は横ばいで推移しており、店舗の質的向上やデジタル化による効率化が求められています。
異業種との競争激化
コンビニエンスストア、スーパーマーケット、ディスカウントストアなど、他業態との競争が激しくなっています。特に食品部門では、これらの業態と真正面から競合することになります。
成功のカギ
これらの課題を乗り越え、成長を続けるためには、以下の要素が重要になります。
- 各社の強みを活かした明確な差別化戦略
- デジタル技術を活用した効率化と顧客体験向上
- 地域特性に応じたきめ細かな店舗展開
- 従業員のスキルアップと働きやすい環境づくり
- 持続可能な成長を支える財務基盤の強化
9. まとめ
ドラッグストア業界は、市場規模10兆円を突破し、日本の小売業界の中でも特に注目される成長産業となっています。
かつて単なる「薬屋さん」だったドラッグストアは、今や医薬品、化粧品、日用品、食品まで幅広く取り扱い、さらに調剤サービスも提供する「総合生活支援拠点」へと進化を遂げました。
📊 ドラッグストア業界の現状(2024-2025年)
- 総売上高:10兆307億円(前年比+9.0%)
- 全国店舗数:23,723店(前年比+682店)
- 最も成長しているカテゴリー:食品(前年比+13.2%)
- 調剤医療総額シェア:17.8%
- 業界再編:ウエルシアとツルハが2025年12月に統合予定
業界の成長を支えているのは、高齢化社会の進展、セルフメディケーションの普及、物価高による節約志向など、社会的なニーズの変化です。ドラッグストア各社は、これらのニーズに応えるため、それぞれ独自の戦略を展開しています。
ウエルシアは調剤併設を強化し、マツキヨココカラは質の高いPB商品で差別化を図り、コスモス薬品は食品に特化した低価格戦略で成長しています。各社の戦略は異なりますが、共通しているのは「顧客の生活をより便利で豊かにする」という目標です。
今後、業界再編がさらに加速し、デジタル化が進み、食品部門の強化が続くと予想されます。同時に、人材確保や既存店の活性化など、課題も少なくありません。
しかし、高齢化社会が進む日本において、ドラッグストアが果たす役割はますます重要になっていくでしょう。単なる小売業としてだけでなく、地域の健康を支える社会インフラとしての期待が高まっています。
就職活動を控える学生の皆さんにとって、ドラッグストア業界は、成長性、社会的意義、イノベーションの余地という3つの魅力を兼ね備えた、非常にやりがいのある業界だと言えるでしょう。
この記事が、皆さんのドラッグストア業界への理解を深める一助となれば幸いです。
📚 引用文献・参考資料
- 日本食糧新聞(2025年7月31日)「全国小売流通特集:ドラッグストア業界動向=市場規模が拡大 総売上高は10兆円超え」
https://news.nissyoku.co.jp/news/kwsk20250714052102839 - 日本経済新聞 NIKKEI COMPASS「ドラッグストア業界 市場規模・動向や企業情報」(2025年11月調査)
https://www.nikkei.com/compass/industry_s/0594 - 業界動向サーチ「ドラッグストア業界の動向や現状、ランキングなど」(2022-2023年データ)
https://gyokai-search.com/3-drag.htm - APOPLUS登販ナビ「【2025年発表】ドラッグストア売上高ランキング!登録販売者必見の業界ニュースも解説」(2025年6月)
https://www.touhan-navi.com/contents/column/cat2/002128.php - ダイヤモンド・チェーンストアオンライン「マツキヨココカラ「matsukiyo」はただのPBじゃない!込められた重大な「戦略」とは」(2022年12月)
https://diamond-rm.net/sales-promotion/product-strategy/269203/
※本記事の情報は2025年12月時点のものです。最新の情報については、各企業の公式発表や業界団体の資料をご確認ください。
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