「ちょうどいい暮らし」1年実践した正直な総まとめ|変わったこと・変わらなかったことを全公開

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シリーズコンセプト: 完璧じゃなくていい。仕事も生活もほどよく整える、リアルな等身大の工夫


第10回|1年間「ちょうどいい暮らし」を試した、正直な総まとめ

はじめに ―― シリーズのラストに、正直な話をします

このシリーズ「忙しい大人の、ちょうどいい暮らし方」も、いよいよ最終回です。

第1回から第9回まで、片付け・家事・疲れ・部屋づくり・節約・自分時間・スマホとの付き合い方……と、30〜40代の社会人が抱えるさまざまな「暮らしの悩み」に向き合ってきました。

最終回の今回は総まとめとして、「変わったこと」「思ったより変わらなかったこと」「それでも続けていること」を正直にお伝えします。きれいごとではなく、等身大の話をしますね。成功談だけを並べるのは簡単ですが、それだと「なんかこの人は完璧すぎてリアルじゃないな」と感じますよね。だからこそ、失敗も含めた正直な話をしたいと思います。


「変わったこと」を振り返る

この1年、シリーズで取り上げた各テーマを少しずつ実践してみて、実際に変化があったことをまとめます。


✅ 片付けが「劇的に」ではなく「じわじわ」続くようになった

第1回で紹介した「物の住所を決める」という考え方。最初は「そんな単純なことで?」と思いましたが、これが地味に効果的でした。

テーブルの上に定位置のない物がなくなると、汚れ方が変わります。リモコンが迷子にならない。充電ケーブルが絡まっていない。小さなことですが、毎日の「あれどこ?」が激減します。

完璧なミニマリスト部屋にはなっていません。でも「ぐちゃぐちゃで嫌になる」という感覚がなくなりました。「だいたいいつもどこに何があるか、把握している」状態になったことが一番の変化です。


✅ 週末2時間の仕込みで、月曜が少しラクになった

第2回の週末仕込みリスト。正直、毎週完璧にはできていません(笑)。でも、献立だけでも週末に考えておくと、平日の「今日の晩ごはん何にしよう」という消耗がなくなります。

「全部やる」から「献立だけでも」に目標を下げたことで、継続できるようになりました。そして「献立だけ決めた週」でも、月曜の朝の気持ちが明らかに違う。「今日の夜はこれを作ればいい」という安心感は、小さいようで大きいものです。


✅ 「なんか疲れてる」の正体がわかるようになった

第3回の疲れの原因探し。「睡眠の質」「決断疲れ」「鉄分不足」——この3つを知ってから、自分の疲れのタイプが少しわかるようになりました。

特に「決断疲れ」は盲点でした。部屋にある「どこに置けばいいかわからない物」を減らしたら、なんとなくスッキリする感覚があります。脳の負荷が減ったのかもしれません。「夕飯何にしよう」という判断を週末に先払いするようになってから、帰宅後の頭の重たさが少し楽になったのも実感しています。


✅ 「丁寧な暮らし」の呪縛から少し自由になった

第5回で取り上げた「丁寧な暮らし疲れ」。SNSを見るたびに「自分はちゃんとできていない」と感じていたのが、「あれは切り取られた瞬間の話だ」と思えるようになりました。

惣菜を使っても罪悪感がなくなった。外食しても「今日はこれでいいや」と思えるようになった。小さいけれど、これが一番「ラクになった」変化かもしれません。「完璧じゃなくていい」という言葉を、頭でわかるだけでなく、少し体感できるようになってきた1年でした。

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✅ 自分時間を「予定として守る」ようにした

第6回の自分時間。カレンダーに先に入れる習慣を始めました。週1回でも「この時間は自分のため」と決めておくと、なんとなく残業を断れるようになったり、「まあいいか」と流せることが増えました。

「自分の時間をカレンダーに入れる」という行為には、「自分の時間には価値がある」という宣言の意味もあるように感じています。それが少しずつ、「自分を後回しにしない」習慣につながっています。


✅ 食費は月に5,000〜8,000円ほど下がった

第7回の食費節約。「完璧な節約」ではなく、コンビニを週3→週1に減らしただけですが、それだけで月5,000〜8,000円は変わりました。劇的ではないけれど、年間で計算すると6〜10万円になります。

やってみてわかったのは、「コンビニに行かない」という一つの行動変容が、「帰宅後に冷蔵庫をチェックする」「週末に少しだけ買い物リストを考える」という連鎖的な変化を生んだこと。小さな変化が、思わぬ波及効果をもたらすことがあります。


✅ スマホとの距離感が変わった

第9回のスマホ改革。ベッドにスマホを持ち込まないルールだけ、7割の週で守れています(残り3割は…ご想像にお任せします笑)。それでも「スマホをベッドに持ち込まない」を意識するだけで、夜の安眠が変わりました。

完璧に守れているわけではないけれど、「意識している自分」が以前とは違います。「ついついスマホを持ってベッドに行ってしまった」という夜には、「あ、また今日もやっちゃった」という自覚がある。その自覚があるだけで、翌日の行動が少しずつ変わっていきます。


「思ったより変わらなかったこと」も正直に

変わったことを書いたので、変わらなかったことも正直に書きます。

① 完璧に習慣化できたものはひとつもない

毎日欠かさず朝ジャーナリングする、毎週完璧に週末仕込みをする——そんなふうにはなりませんでした。人間、完璧には無理です(笑)。でも、それでいいと今は思っています。「完璧にできていない自分はダメだ」ではなく、「だいたいできていれば十分」という基準に変えたことが、逆に長続きの秘訣だったのかもしれません。

② 「なんとなくの不満」が完全にゼロになるわけではない

小さな習慣を積み重ねても、「今日は何もできなかった」「もっとできたはず」という気持ちはなくなりません。それが人間の正直な感覚だと思います。ただ、以前に比べると「この感覚に引っ張られる時間」が短くなった感じはあります。

③ 「ちょうどいい暮らし」の答えは今も探し中

このシリーズのテーマ「ちょうどいい暮らし」の答えは、1年経っても完全には見つかっていません。でも、「探し続けること自体が暮らしを豊かにする」と気づきました。答えが出た瞬間に「完成」するものではなく、日々少しずつ調整していくものなんだと思っています。


それでも続けていること

変わったことも、変わらなかったことも含めて、それでも続けていることを書き留めておきます。

✅ テーブルの上をなるべく空にする(8割の日は守れている) ✅ 週に1回、献立を考える(完璧ではないが意識はある) ✅ 寝る前に「今日よかったこと」を1つ思い出す(これは完全に習慣になった) ✅ ベッドにスマホを持ち込まない(7割継続中) ✅ 「丁寧な暮らし」の呪縛を手放す(これは確実に変わった) ✅ 食費の週予算を意識する(コンビニを週1以内に抑えられている)

「全部できている」と言えば嘘になります。でも、「全部諦めている」わけでもない。この「だいたいやっている」という状態が、1年前の自分とは明らかに違う場所にいる証拠だと感じています。

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「ちょうどいい暮らし」とは何か——最終的な答え

1年間を通じて気づいたのは、「ちょうどいい暮らし」は「理想の暮らし」とは違うということです。

理想の暮らしは、SNSの中にあるかもしれない。でも「ちょうどいい暮らし」は、自分の生活の中にある。

完璧に片付いた部屋じゃなくていい。毎日手料理でなくていい。常備菜が10品なくていい。自分時間が毎日3時間なくていい。

「今日も、だいたいうまくやれた」

それだけで、十分じゃないかと今は思っています。

「だいたい」という言葉は、諦めではありません。「完璧でなくても、自分を責めず、前に進み続ける姿勢」のことです。完璧を目指すと疲れます。でも「だいたい」を積み重ねていくと、気づいたら1年前とは全然違う自分がいる。

このシリーズを読んでくださったあなたが、「ちょうどいい自分の暮らし」を少しずつ見つけていただけたら、書き続けた意味があります。


全10回のシリーズを振り返って

テーマ一言まとめ
第1回片付けが続かない原因「物の住所」を決めれば続く
第2回週末2時間の仕込み週末の準備が平日をラクにする
第3回なんか疲れてる原因睡眠の質・決断疲れ・鉄分不足に注目
第4回部屋の質感アップ引き算とノイズ除去で変わる
第5回丁寧な暮らしの幻想「手間=丁寧」の思い込みを手放す
第6回自分時間ゼロから脱出30分を先取りして予定にする
第7回食費月1万円削減我慢ではなく仕組みで節約する
第8回小さな習慣3つ「続く小ささ」が生活を変える
第9回スマホとの付き合い方道具に使われず、使う側でいる
第10回総まとめ「だいたいうまくやれた」で十分

おわりに

このシリーズを最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

完璧な暮らしを目指さなくていいです。全部できなくていいです。10個のうち1個だけ「試してみよう」と思えたら、それで十分です。

「ちょうどいい暮らし」は、今日からでも始められます。今日の夜、「よかったこと1つ」を思い出すことから。あるいは、テーブルの上をきれいにすることから。あるいは、スマホをベッドの外に置いて寝ることから。

どれか1つだけ、今日から試してみてください。それだけで、明日の自分が少し変わるはずです。


📚 引用・参考文献(全10回 総括)

  1. AlbaLink「片付けられない理由ランキング|男女500人アンケート調査」(2023年) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000082.000055654.html
  2. 品川メンタルクリニック「なぜ?寝ても寝ても疲れが取れない本当の原因と解消法」(2025年) https://www.shinagawa-mental.com/othercolumn/4285/
  3. アリナミン「疲れが取れない30代女性必見!体がだるい・眠いのは疲れのせい?対策を紹介」(2025年) ※日本リカバリー協会「リカバリー(休養・抗疲労)白書2024レポート」のデータを引用 https://alinamin.jp/tired/fatigue-30s-woman.html
  4. UCC上島珈琲「丁寧な暮らしに関する実態調査」(2023年) ※調査対象:一都三県在住の20〜50代男女4,509人 https://www.ucc.co.jp/company/news/2023/rel230629.html
  5. くらひろ(東京電力)「一人暮らしの食費は平均4.5万円!月2万に抑える節約術を解説」(2026年) ※総務省「家計調査(2025年調査)」のデータを引用 https://kurahiro.tepco.co.jp/life/293/index.html
ブログ著者:RASU
32歳。販売士1級×企業経営アドバイザー取得。
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勉強と運動の両輪を回していくことに快感を覚え、現在も継続中。
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